最初は普通の社会人として働いていたのですが、理学療法士の仕事に興味を持って、26歳のときに3年間学校へ通いました。そこでさまざまなことを学び、理学療法士として生きていくことに決めました。人と向き合う仕事をしたいというのもありましたし、自分の住んでいた地域にこういう施設があったので、身近に感じたのもあるかもしれません。そして、鈴木内科医院に応募して、採用していただきました。

患者様で歩きづらい方が歩きやすくなったり、腕など動かないところが動くようになったり、リハビリの効果があると大変うれしいですね。例えば膝が悪いといっても、その方その方で膝の悪い部分も違います。おひとりづつプログラムを作って、違う運動をして効果が出るようにと考えています。そして歩けなかった方が歩けるようになって、旅行に行かれたりしたら、やりがいと嬉しさで感動もしてしまいます。

年代の近いスタッフが多いので、話しやすいし実にフレンドリー。楽しく会話をしながら仕事も進めることができますね。患者様の情報なども共有しやすいし、そこはスピーディーに話をすることができます。また、ひとりひとり役割分担ができているので、言われなくても自分から動くスタッフばかりです。仕事には皆真面目だし、すごくよく考えている。自分も働きやすい良い環境に恵まれたと思っています。

スケジュール管理と仕事の順序、段取りをまず考えるようになりました。そして自分の仕事だけやればいいわけではないので、人に情報を伝えるときは要点を絞るようにすること。周りのスタッフと連携して効率よく仕事ができるように、全体像から検討するようになりました。スタッフ同士ではよく話をするので、そのあたりのチームワークも良く、仕事はしやすいし、皆大人だと思います。

70代、80代でも今はインターネットで情報を得ているので、何でも知っている方はいると思いますが、高齢の方には病気になる前に膝や腰など運動することの大切さを知ってほしいと思っています。そうすることで、年齢を重ねても元気に過ごすことは可能です。身体が弱ったりケガをしてから病院に行く前に、身体の運動、ケアの大切さを教えていければ良いなと思っています。